先日、当社の製造工場をご訪問いただいたお客様から、過去2年間の当社の研究開発の成果に大変ご関心をお寄せいただき、多くのユーザーの皆様にご好評いただいている【電気式エージング炉】についてお話を伺いました。このお客様は、自社の生産ラインに高度な熱処理ソリューションを導入することを検討されており、このプロセスの機能と利点について、当社のエンジニアリングチームと綿密な協議を重ねてまいりました。
より深い理解を得るため、お客様からは包括的なパラメータプレゼンテーションのご要望をいただいております。これには、老朽化した炉の運用ガイドライン、メンテナンスプロトコル、そして最良の結果を得るためのベストプラクティスが含まれます。お客様が十分な情報に基づいた意思決定を行うために必要な情報をすべて提供できるよう、現在この資料を準備中です。
訪問中、顧客は工場と現場を訪問し、電気老化炉の利点には主に次の側面があることを理解しました。
ワークピースの品質と性能を向上：熱処理プロセスにより、ワークピースの内部応力が除去され、組織とサイズが安定し、ワークピースの硬度と強度が大幅に向上するとともに、可塑性と靭性が低下し、使用プロセスにおけるワークピースの安定性と信頼性が向上します。
金属組織構造の最適化：時効処理の過程では、金属または合金ワークピースの組織構造は固溶体処理および焼入れ後に変化します。例えば、アルミニウム合金は焼入れ後硬度は高くありませんが、室温で放置すると硬度が大幅に増加します。この現象は析出硬化と呼ばれます。この最適化により、加工品は使用中に優れた性能を発揮できるようになります。
多様な材料と産業に適応：エージング炉は、アルミニウム合金、ステンレス鋼のプレス部品、一般製品の乾燥、金型、軍事、電子、科学研究などの産業で広く使用されています。その機能は焼入れ炉に似ており、定常運転電気炉に属し、さまざまな産業の材料処理ニーズを満たすことができます。
省エネと環境保護：エージング炉は先進的な加熱技術と制御システムを採用しており、加熱効率は90%以上で、従来の高周波中周波機器に比べて30～40%向上します。停止状態では電力消費がほとんどなく、24時間連続運転が可能で、エネルギー消費と運用コストを大幅に削減します。
操作が簡単で安全：エージング炉は設置が簡単で、電源と水源に接続するだけで使用できます。操作は簡単で、数分で完了します。出力電圧は36V未満であるため、高電圧による感電のリスクを回避できます。さらに、エージング炉は直火を使用しないため、より安全です。
生産効率の向上：エージング炉は定電力・定電流制御機能を備えており、金属ワークピースを素早く加熱し、酸化や変形を減らし、生産効率を向上させることができます。
まとめると、電気エージング炉は、ワークピースの品質の向上、金属組織構造の最適化、さまざまな材料と産業への適応、省エネと環境保護、操作の簡単かつ安全、生産効率の向上など、大きな利点があります。
最後に、私たちはこのお客様をはじめとする国内外の企業の皆様と協力し、変化するニーズに応える革新的なソリューションを提供し続けていくことを楽しみにしています。今後も製品の強化に努め、お客様の生産目標達成をサポートしてまいりますので、今後の最新情報にご期待ください。